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フォームMODで打鍵音を変える手順|金属反響音の抑え方【2026年版】
PORONフォームとテープMODで、メカニカルキーボードの金属反響音を抑える手順を解説します。¥1,100のプレート裏用フォームを貼り、プレートマウント機に特有の「ピン」という高音を「コトコト」寄りの低い音に寄せる方法を、必要な工具・失敗例・保証への影響とあわせて紹介します。
CONTENTS目次
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軸をルブしてコトコトした音に整えたのに、キーボード全体ではまだ金属っぽい「ピン」という音が残る。この音の原因は軸ではなく、ケース内部の反響であることが多いです。プレートとPCBの間の空洞を埋めれば、高い反響音は抑えられます。 この記事では、フォームMODで打鍵音を変える手順を、手軽なテープMODとの違いから順に説明します。
- 難易度: 初〜中級(ケース分解の経験があれば45分程度)
- 必要な工具: プラスドライバー、PORON素材のパーツ、ハサミ
- 効果: 金属的な高音の反響を抑え、こもった低めの音に寄せる
- この記事でわかること: テープMODとの違いと試す順番、貼り付け手順、失敗例と保証への影響、音の変化
テープMODとフォームMODで何が変わるのか
打鍵時に「ピン」「キン」と鳴る金属反響音は、プレートとPCBの間やケース内部の空洞で音が反射し、増幅されて生まれます。軸のルブではこの反響は減りません。対策は、空洞やPCBの共振に直接手を入れる2つの方法です。
| 方法 | やること | 手間と費用 | 効果 |
|---|---|---|---|
| テープMOD | PCBの裏面にマスキングテープなどを数枚重ねて貼り、PCBのたわみと共振を抑える | テープを貼るだけ。材料費は数百円程度 | 控えめ |
| フォームMOD | プレートとPCBの間やケース底面の空洞に緩衝材を詰め、反響そのものを減衰させる | 穴位置の合わせ込みが要り、分解の手間も増える | 大きい |
軸のルブ(スイッチのルブのやり方)は「摩擦音」を、空洞を埋める作業は「反響音」を減らします。原因が違うため、両方を行うと効果が重なります。
必要な工具と材料
本命のパーツは、プレート裏に貼るPORONフォームです。

キーボード 静音化 シール PORON フォーム 120個 ピンセット付 プレート裏面用 メカニカル 打鍵音改善(プレート裏用 3.5mm厚)
プレート裏面に貼って空洞音を抑える PORON 製の静音化シール120個入り。金属反響音を減らし「コトコト」寄りの打鍵音に寄せる、フォームMODの定番パーツ。
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- Cherry MX互換スイッチのハウジング形状に合わせてカット済み
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厚さ3.5mmのPORON素材で、Cherry MX互換スイッチのハウジング形状に合わせてあらかじめ切り抜かれています。プレートの穴位置に合わせて貼るだけで使えます。実売 ¥1,100(レビュー数 6件 件)の120個入りで、フルサイズ1台分をまかなえます。
分解にドライバーやスイッチプーラーを使うなら、ルブ作業用の工具キットを流用できます。

スイッチオープナーキット 1.75オンス GPL 205G0 キーボード潤滑剤 6個入り キーキャッププーラー スイッチプーラー ステムホルダー キーボードグリース メカニカルキーボード用 キースイッチとスタビライザー用スイッチ潤滑剤
ルブ(潤滑)に必要な道具が一式そろう入門キット。GPL 205G0 グリスとスイッチオープナー、各種プーラーが含まれ、これ1つでスイッチのルブ作業を始められる。
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テープMODだけを試す場合、上の2つは要りません。家にあるマスキングテープや養生テープで代用できます。
ほかの静音カスタムとの違い
打鍵音を変えるカスタムはいくつかあり、狙う音の発生源がそれぞれ違います。目的に合わせて1つを選ぶか、組み合わせます。
COMPARISON
打鍵音カスタムの比較
| 項目 | フォームMODおすすめ | テープMOD | 静音リング | ルブ |
|---|---|---|---|---|
| 対象になる音 | ケース内部の反響音 | PCBのたわみ・共振音 | 底打ち音 | 摩擦音・スプリング鳴り |
| 分解の深さ | ケース全体を分解 | ケース全体を分解 | スイッチ単体 | スイッチ単体 |
| 所要時間の目安 | 45分〜 | 20分〜 | 1〜2時間 | 2〜3時間 |
| 打鍵感への影響 | 非対応 | 非対応 | 対応 | 対応 |
静音リングとルブはストロークやスプリングの動きに関わるため、打鍵感も変わります。フォームMODとテープMODが相手にするのは空洞とPCBの共振だけなので、押下圧やAPには影響しません。
フォームMODで打鍵音を変える手順
ステップ1: キーキャップとスイッチを外す
キーキャッププーラーで、キーキャップを真上に引き抜きます。PCB裏面まで分解するので、ホットスワップ機ならスイッチも外しておくとプレートを安全に取り出せます。非対応機はスイッチを付けたまま、ケースの分解だけで進めます。
ステップ2: ケースを開けてプレート・PCBを取り出す
底面のネジを外し、トップケースとボトムケースを分けます。ネジの本数と位置は機種ごとに違うので、外す前に記録しておくと組み戻しで迷いません。プレートとPCBが一体になっている機種は、そのまま次へ進みます。
ステップ3: プレート裏面を清掃する
裏面にホコリや皮脂が残っていると、粘着面がしっかり付きません。アルコールシートなどで軽く拭き、完全に乾かしてから貼ります。
ステップ4: PORON素材のパーツを貼る
プレート裏面とPCBの間の空洞にPORON素材のパーツを貼ります。スイッチの端子が通る穴と切り抜きの位置を合わせ、端子に当たらないようにします。ケース底面にも空間があれば、同じ素材を薄く詰めると反響がさらに減ります。
詰めすぎると、キーキャップの高さやスイッチの取り付けに干渉することがあります。厚みのある素材を重ね貼りするときは、仮組みでキーが引っかからないかを確かめてから本組みしてください。
ステップ5: 組み戻して打鍵音を確認する
PCBとプレートをケースに戻し、ネジを対角線の順に締めます。片側だけ強く締めるとケースが歪み、別の場所から反響が出ることがあります。組み終えたら数キーを打ち、金属音が減ったかを確かめます。
失敗例と保証への影響
保証: 多くのメーカーでは、ケースを開けた時点でメーカー保証の対象外になります。保証期間内の機種なら、保証を失うことを納得したうえで着手してください。
よくある失敗として報告が多いのは次の3つです。
- 厚く詰めすぎて、キーの戻りが悪くなる
- スイッチの端子に素材が触れて、チャタリングが起きる
- ネジを締めすぎてケースが歪み、かえって共振が増える
最初は薄い素材から始め、音の変化を見ながら厚みを足していくのが安全です。
ビフォーアフターで打鍵音はどう変わるか
音の感じ方には個人差があります。以下は、一般に語られている傾向をまとめたものです。
| 施工前 | 施工後 | |
|---|---|---|
| 音の印象 | プレートマウント機に多い「ピン」「キン」という金属的な高音が響く | 反響が減り、「コト」「トン」寄りの低めの音に寄る傾向がある |
| 気になる場面 | 静かな部屋では耳につきやすい | 高音の響きが減る |
| 打鍵感(押下圧・AP) | 軸の特性どおり | 変わらない |
¥1,100 程度で試せるので、静音軸のキーボードへ買い替える(静音メカニカルキーボード7選)前に、今の機種で試す価値はあります。
作業前によくある質問
フォームMODとテープMODはどちらを先にやるべきですか?
初めてならテープMODが先です。PCB裏面にテープを重ねて貼るだけで位置合わせやカットが要らず、材料費も数百円で済みます。それでも金属音が残るときにフォームMODを足してください。
フォームMODで打鍵感は変わりますか?
押下圧やアクチュエーションポイントは変わりません。PORON素材はプレートとPCBの隙間を埋めるだけなので、変わるのは反響音の減り方です。打鍵感そのものは軸の特性で決まります。
全てのキーボードでフォームMODはできますか?
ケースを開けてプレートを取り外せる構造であることが前提です。一体成形のケースや、分解を想定していない廉価モデルは開けるときに壊れるおそれがあります。対応しているかをメーカーの公表情報で確かめてから着手してください。
フォームMODをすると保証はどうなりますか?
多くのメーカーでは、分解した時点でメーカー保証の対象外になります。保証期間内のキーボードで作業するなら、保証を失ってもかまわないかを先に判断してください。
静音リング(Oリング)とフォームMODはどちらが効果的ですか?
抑える音の種類が違うので、優劣ではなく役割で選びます。静音リングはスイッチの底打ち音を、フォームMODはケース内部の空洞で響く反響音を抑えます。両方を併用すると効果が重なりやすいです。
フォームMODで打鍵音を変える手順のまとめ
- ケース内部の「反響音」はルブでは減らず、空洞を埋めることで抑えられる
- PORON素材をプレート裏面に貼るだけで、金属的な高音を「コトコト」寄りに寄せられる
- 手間の少ないテープMODから試し、効果を見てフォームMODへ進むのが安全
- 多くの機種は、ケースを開けた時点で保証対象外になる
打鍵音をさらに追い込みたい場合は、スイッチのルブのやり方やホットスワップでスイッチを交換する手順もあわせて参考にしてください。
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