レビュー
Pulsar PCMK 2HE TKL レビュー|磁気式RTの実力【2026年版】
Pulsar PCMK 2HE TKL を Gateron × Pulsar 磁気スイッチ・8000Hzポーリングレート・ホットスワップの3点から検証。実売2万円台で磁気式のスイッチ交換に対応する数少ないモデルの強みと注意点を、日本語配列(JIS)の観点から解説します。
CONTENTS目次
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「磁気式のラピッドトリガー機を試したいけれど、打鍵感が合わなかったら不安」——そんな悩みを持つFPSプレイヤーは少なくありません。
磁気式はリニアの感触がほぼ固定される機種が多く、Apex ProやGX1のようなフラッグシップでも軸の交換はできません。そのなかで Pulsar PCMK 2HE TKL は磁気式のままホットスワップに対応し、実売2万円台という価格でRT環境を試せる数少ない選択肢です。
このレビューでは、Gateron × Pulsar 磁気スイッチの実力と、ホットスワップという強みが競技用途でどこまで有効かを検証します。
この記事でわかること
- Gateron × Pulsar 磁気スイッチと8000Hzポーリングレートの中身
- ホットスワップで何が変わるのか(磁気式スイッチ限定という注意点も含む)
- Apex Pro TKL・REALFORCE GX1・G515 RAPID TKLとの選び分け
- 日本語配列(JIS)モデルとしての完成度

Pulsar Gaming Gears PCMK 2HE TKL ゲーミング キーボード JIS 日本語配列 91キー 磁気スイッチ 8K Polling Rate【国内正規品】(White)
Gateron × Pulsar の磁気スイッチを採用したテンキーレス機。8000Hzポーリングレートとホットスワップに対応し、日本語配列(JIS)91キーで競技用途に使える1台。
- Gateron × Pulsar 磁気スイッチ・作動点を0.1mm単位で検出
- 日本語配列(JIS)91キーのテンキーレス(TKL)
- USB-C有線接続、8000Hzポーリングレート(遅延0.125ms)
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基本スペック
SPEC SHEET
Pulsar PCMK 2HE TKL 主要スペック
| 項目 | スペック | 備考 |
|---|---|---|
| スイッチ方式 | Gateron × Pulsar 磁気スイッチ(ホール効果) | 作動点を0.1mm単位で検出 |
| アクチュエーションポイント(AP) | 調整対応 | 設定はWebソフト「BIBIMBAP」から |
| ラピッドトリガー(RT) | 対応(AP可変により実現) | 詳細な挙動はメーカー説明を要確認 |
| ポーリングレート | 8000Hz(遅延0.125ms) | |
| 配列 | 日本語配列(JIS)91キー | |
| サイズ | テンキーレス(TKL) | |
| 接続 | USB-C 有線 | |
| ホットスワップ | 対応(N極・S極両対応) | 磁気式スイッチのみ交換可 |
| 設定ソフト | BIBIMBAP(Web版) | 常駐アプリ不要 |
Amazon ¥22,239・楽天 ¥24,223、評価 4.4、レビュー件数 217件。
BIBIMBAPはWebブラウザから開く設定ツールです。 常駐ソフトのインストールが不要なため、PC環境を汚したくない人にも向きます。設定項目の詳細はメーカー公式ページでご確認ください。
Gateron × Pulsar 磁気スイッチの打鍵感
磁気式(ホール効果)スイッチは、物理接点を持たず磁石の位置変化を検出して入力を判定します。作動点(AP)をソフトウェア側で調整できるのが最大の特徴で、PCMK 2HE TKLは0.1mm単位での検出に対応しています。
打鍵感そのものはリニア系に近く、引っかかりのない「スコスコ」とした感触と評されることが多い軸です。ただし打鍵音・打鍵感の評価は個人差が大きく、実際の聴感はメーカーや販売店のレビュー動画を参考にすることをおすすめします。
AP調整を詰めないと本来の性能を活かせません。 出荷時設定のままでは、他の磁気式機との体感差が小さく感じられることがあります。移動キーは浅め、文字キーは深めに分けて設定するのが基本です。
ホットスワップという強み——ただし磁気式限定
PCMK 2HE TKLがApex Pro TKLやREALFORCE GX1と最も違う点は、磁気式のままスイッチをホットスワップできることです。N極・S極どちらのタイプの磁気スイッチにも対応しているため、打鍵感の違う磁気スイッチを購入すれば、後から差し替えて比較できます。
注意点として、これは磁気式スイッチ専用のホットスワップです。一般的なCherry MX互換のリニア・タクタイル軸(メカニカル接点式)は挿せません。「メカニカルの軸を試したい」場合は非対応なので、購入前に区別しておく必要があります。
交換作業にはキースイッチプラーがあると、キーキャップを傷めずに引き抜けます。

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キーキャップとキースイッチの両方を1本で引き抜ける304ステンレス製の2in1プラー。リング構造で力が分散するため、ホットスワップでの軸交換や掃除の際にキーキャップを割りにくい。
- キーキャップ/キースイッチ兼用の2in1構造・304ステンレス製
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304ステンレス製のリング構造で力が分散するため、ホットスワップでの軸交換時にキーキャップを割りにくいのが利点です。Amazon ¥1,799・楽天 ¥2,708。
スイッチ交換の具体的な手順はホットスワップで軸を交換する手順にまとめています。
8000Hzポーリングレートと日本語配列(JIS)
**8000Hzポーリングレート(遅延0.125ms)**は、標準的な1000Hzの8倍の頻度でPCへ信号を送る仕様です。数値上は入力から反映までの間隔が短くなりますが、体感差はマウスやディスプレイのリフレッシュレートなど他の要素にも左右されるため、過度な期待をせずスペックの一つとして捉えるのが妥当です。
配列は**日本語配列(JIS)91キーのテンキーレス(TKL)**で、変換/無変換キーを含む標準的な配置です。磁気式のハイエンド機はUS配列のみの製品も多いなかで、JISモデルが選べるのはこのジャンルでは貴重です。接続はUSB-C有線のみで、ワイヤレスには対応していません。
用途別の評価
FPS・競技ゲーム: AP調整とRT相当の挙動により、切り返し操作を詰めたいプレイヤーに向きます。8000Hzポーリングレートも競技志向のスペックです。
タイピング・日常利用: 日本語配列(JIS)で違和感なく使えますが、磁気式スイッチの感触は好みが分かれます。長時間タイピング用途ではCherry MX系のタクタイル軸やREALFORCEの静電容量無接点方式のほうが疲れにくいと感じる人もいます。
カスタム志向: ホットスワップ対応のため、複数の磁気スイッチを揃えて打鍵感を比較する使い方に適しています。ただしメカニカル軸への交換はできません。
メリット・デメリット
PROS & CONS
Pulsar PCMK 2HE TKL の評価
メリット
- 磁気式スイッチのまま銘柄を交換できるホットスワップに対応
- 実売2万円台とRT対応の磁気式機のなかでは手頃な価格帯
- 8000Hzポーリングレート(遅延0.125ms)に対応
- 日本語配列(JIS)91キーのテンキーレスモデルが選べる
- BIBIMBAPはWeb版のため常駐ソフト不要で設定できる
- 作動点を0.1mm単位で検出できAP調整の自由度が高い
デメリット
- ホットスワップは磁気式スイッチ専用でメカニカル軸には交換不可
- 打鍵感の情報が少なく、実機を試せる店舗が限られる
- USB-C有線のみでワイヤレス非対応
- テンキーがなく数値入力業務には不向き
- Apex Pro TKLのような有機ELディスプレイ等の付加機能はない
- 国内レビュー件数がフラッグシップ機ほど多くない
OVERALL SCORE
5点満点中 4.4 点コスパを4.5とした理由は、磁気式かつホットスワップ対応という組み合わせが2万円台で手に入る点です。 一方で打鍵感・静音性はメカニカル軸ほど選択肢が広くない磁気式の制約を踏まえた評価です。
こんな人におすすめ/おすすめしない
おすすめ
- 磁気式のラピッドトリガー機を、価格を抑えて試したい
- 打鍵感の違う磁気スイッチを差し替えて比較したい
- 日本語配列(JIS)のTKLで競技用途に使いたい
- 常駐ソフトを増やさずWebから設定したい
おすすめしない
- 有機ELディスプレイなど付加機能を重視したい(→ SteelSeries Apex Pro TKL Gen 3)
- ゲームと仕事を1台で兼ねたい(→ REALFORCE GX1)
- メカニカル軸への交換を前提にしたい(→ Logicool G515 RAPID TKL などメカニカル系RT機を検討)
- ワイヤレスが必須
競合比較
| 機種 | 方式 | 価格 | 配列 | ホットスワップ |
|---|---|---|---|---|
| PCMK 2HE TKL(本機) | 磁気式 | ¥22,239 | JIS | 対応(磁気式限定) |
![]() SteelSeries ラピッドタップ ラピッドトリガー ゲーミングキーボード テンキーレス 有線 日本語配列 防音設計 磁気ホール効果センサー OmniPointスイッチ 有機ELディスプレイ搭載 Apex Pro TKL Gen 3 JP ブラック 647454.15点満点中 4.1 点 OmniPoint 3.0 と三層防音構造を採用したApex Proの第3世代。ラピッドタップやプロテクションモードなど競技向け機能を積んだ、日本語配列(JIS)のフラッグシップ。
¥40,981 AMAZON¥40,981 Amazonで購入する※ PR:本リンクは広告リンクです。価格・在庫は変動します。 | 磁気式 | ¥40,981 | JIS | 非対応 |
![]() REALFORCE リアルフォース ラピッドトリガー キーボードGX1 ホワイト 静音 45g TKLサイズ 静電容量無接点方式 最速0.1mm作動 Windows かな無し 日本語配列 日本製 ゲーミングキーボード 91キー X1UC214.65点満点中 4.6 点 静電容量無接点方式でラピッドトリガー(RT)を実現した東プレのゲーミングモデル。作動点を0.1mm単位で調整でき、静音スイッチ採用で配信中の打鍵音も抑えられる。
¥24,750 AMAZON¥24,750 Amazonで購入するRAKUTEN¥33,000 楽天で購入する※ PR:本リンクは広告リンクです。価格・在庫は変動します。 | 静電容量無接点 | ¥24,750 | JIS | 非対応 |
![]() Logicool G ラピッドトリガー G515 RAPID TKL 薄型 ゲーミングキーボード G515-TKL-RTBK アクチュエーションポイント 調整可能 日本語配列 押下圧 35g 有線 テンキーレス 磁気式アナログスイッチ ロープロファイル LIGHTSYNC RGB ゲーミング キーボード メカニカルキーボード ラピトリ ブラック windows 国内正規品4.65点満点中 4.6 点 ロープロファイルで初めてラピッドトリガー(RT)を搭載したモデル。磁気式アナログスイッチでAPを自由に調整でき、薄型ゆえに手首の負担も小さいFPS向けテンキーレス機。
¥22,118 AMAZON¥22,118 Amazonで購入するRAKUTEN¥22,121 楽天で購入する※ PR:本リンクは広告リンクです。価格・在庫は変動します。 | 磁気式 | ¥22,118 | JIS | 非対応 |
価格帯で見るとPCMK 2HE TKLは中間〜やや下寄りに位置しつつ、ホットスワップという他機にない差別化要素を持ちます。フラッグシップの機能性まで求めるならSteelSeries Apex Pro TKL Gen 3のレビュー、ゲームと仕事を兼ねたいならREALFORCE GX1のレビューも参考にしてください。
一緒に買うもの
ホットスワップで軸を試すなら、潤滑(ルブ)用の道具もあわせて揃えておくと打鍵音の微調整まで踏み込めます。

スイッチオープナーキット 1.75オンス GPL 205G0 キーボード潤滑剤 6個入り キーキャッププーラー スイッチプーラー ステムホルダー キーボードグリース メカニカルキーボード用 キースイッチとスタビライザー用スイッチ潤滑剤
ルブ(潤滑)に必要な道具が一式そろう入門キット。GPL 205G0 グリスとスイッチオープナー、各種プーラーが含まれ、これ1つでスイッチのルブ作業を始められる。
- GPL 205G0 グリス付属。約120個のスイッチを潤滑できる分量
- MXスタイルスイッチ専用のオープナー(亜鉛合金製)
- キーキャッププーラー/スイッチプーラー/ステムホルダー/ブラシの6点構成
¥2,399
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GPL 205G0 グリスとスイッチオープナー、各種プーラーが1つにまとまった入門キットです。Amazon ¥2,399・楽天 ¥2,987、レビュー 1630件。
ルブの具体的な手順はスイッチのルブ(潤滑)のやり方で解説しています。
購入前の注意点
- ホットスワップは磁気式スイッチ専用です。 メカニカル軸(Cherry MX互換)は挿せません
- AP調整を行わないと出荷時設定のままになります。 RTの効果を実感するにはBIBIMBAPでの調整が前提です
- 実機を試せる店舗が限られます。 打鍵感は人によって好みが分かれるため、可能であればレビュー動画等で事前に確認してください
- ワイヤレスには対応していません。 USB-C有線接続が前提です
まとめ
Pulsar PCMK 2HE TKLは、「磁気式のラピッドトリガーを、価格を抑えて、かつ軸を試しながら使いたい」という要求に応える1台です。8000Hzポーリングレートと0.1mm単位のAP検出は競技志向のスペックとして十分で、日本語配列(JIS)モデルが用意されている点も評価できます。
一方で、ホットスワップはあくまで磁気式スイッチの範囲内という制約があり、有機ELディスプレイのような付加機能を求めるならApex Pro TKL Gen 3のほうが上です。**「磁気式は初めてで、まず打鍵感を試しながら使いたい」**という人に向いた1台です。
磁気式スイッチ全般の仕組みは磁気式・ラピッドトリガー対応キーボードの選び方、他の候補と横並びで比較したい場合はラピッドトリガー対応キーボードおすすめ5選やFPSにおすすめのゲーミングキーボード6選もあわせてご覧ください。
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