レビュー
Pulsar PCMK 2HE TKL レビュー|磁気式RTの実力【2026年版】
Pulsar PCMK 2HE TKL を Gateron × Pulsar 磁気スイッチ・8000Hzポーリングレート・ホットスワップの3点から検証。実売2万円台で磁気式のスイッチ交換に対応する数少ないモデルの強みと注意点を、日本語配列(JIS)の観点から解説します。
CONTENTS目次
PR本記事はアフィリエイトプログラム(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を利用しています。
磁気式のラピッドトリガー(RT)機を買ったあとで打鍵感が合わないと気づいたら、どうしますか? 多くの機種は軸を替えられず、Apex ProやGX1のようなフラッグシップでも軸は固定されています。
Pulsar PCMK 2HE TKL は、磁気式のままホットスワップに対応した実売2万円台のテンキーレスです。磁気式RTを初めて試す人や、打鍵感を後から調整したい人にとって、価格と拡張性の両面で候補に入る1台といえます。
このレビューでは、Gateron × Pulsar 磁気スイッチと8000Hzポーリングレートの中身、そしてホットスワップが競技用途でどこまで役に立つかを、メーカー公表の仕様をもとに整理します。
この記事でわかること
- Gateron × Pulsar 磁気スイッチと8000Hzポーリングレートの中身
- ホットスワップで何が変わるのか(磁気式スイッチ限定という注意点も含む)
- Apex Pro TKL・REALFORCE GX1・G515 RAPID TKLとの選び分け
- 日本語配列(JIS)モデルとしての完成度
2026年10月時点で、PCMK 2HE TKL 日本語配列版のAmazon出品は中古品のみです。新品は楽天の取扱店で探すか、同じ日本語配列(JIS)91キー・8000Hz対応の後継機 PCMK 3HE TKL を選ぶのが確実です。下の商品カードとAmazonリンクは後継機を案内しています(後継機の詳細はPCMK 3HE TKLのレビュー)。

Pulsar Gaming Gears PCMK 3HE TKL ゲーミング キーボード JIS 日本語配列 91キー 磁気スイッチ 8K Polling Rate【国内正規品】
Gateron × Pulsar 磁気スイッチを採用したテンキーレス機。AP を0.01〜4.0mmで調整でき、ラピッドトリガーと8Kポーリングに対応する。日本語配列(JIS)91キーで選べるFPS向けの1台。
- Gateron × Pulsar 磁気スイッチ、ラピッドトリガー(RT)対応
- 日本語配列(JIS)91キーのテンキーレス(TKL)レイアウトを採用
- 8000Hzポーリングレート対応、AP は0.01〜4.0mmで調整
¥26,470
AMAZON¥26,470
Amazonで購入する※ PR:本リンクは広告リンクです。価格・在庫は変動します。
Pulsar PCMK 2HE TKLの基本スペックと価格
SPEC SHEET
Pulsar PCMK 2HE TKL 主要スペック
| 項目 | スペック | 備考 |
|---|---|---|
| スイッチ方式 | Gateron × Pulsar 磁気スイッチ(ホール効果) | 作動点を0.1mm単位で検出 |
| アクチュエーションポイント(AP) | 調整対応 | 設定はWebソフト「BIBIMBAP」から |
| ラピッドトリガー(RT) | 対応(AP可変により実現) | 詳細な挙動はメーカー説明を要確認 |
| ポーリングレート | 8000Hz(遅延0.125ms) | |
| 配列 | 日本語配列(JIS)91キー | |
| サイズ | テンキーレス(TKL) | |
| 接続 | USB-C 有線 | |
| ホットスワップ | 対応(N極・S極両対応) | 磁気式スイッチのみ交換可 |
| 設定ソフト | BIBIMBAP(Web版) | 常駐アプリ不要 |
楽天 ¥24,223(Amazonは中古出品のみ。後継 3HE TKL は ¥26,470)、評価 4.4、レビュー件数 217件。
BIBIMBAPはWebブラウザから開く設定ツールです。 常駐ソフトを入れずに済むため、PCにアプリを増やしたくない人にも向きます。設定項目の詳細はメーカー公式ページで確認してください。
Gateron × Pulsar 磁気スイッチの打鍵感とAP調整
磁気式(ホール効果)の軸は物理的な接点を持たず、磁石の位置の変化から入力を判定します。そのため作動点(AP)をソフトウェア側で変えられるのが最大の特徴で、本機は0.1mm単位の検出に対応しています。
打鍵感はリニア系に近く、引っかかりのない「スコスコ」とした感触と評されることが多い軸です。ただし打鍵音や押し心地の好みは人によって大きく違います。音の印象は、メーカーや販売店のレビュー動画で事前に確かめておくと安心です。
AP調整を詰めないと本来の性能は出ません。 出荷時設定のままだと、他の磁気式機との差を感じにくいことがあります。移動キーは浅め、文字キーは深めに分けて設定するのが基本です。
ホットスワップの強みと「磁気式限定」という注意点
PCMK 2HE TKLがApex Pro TKLやREALFORCE GX1と最も違うのは、磁気式のまま軸をホットスワップできる点です。N極・S極どちらのタイプの磁気軸にも対応しているので、打鍵感の違う軸を買い足せば、後から差し替えて比べられます。
ただし交換できるのは磁気式の軸だけです。一般的なCherry MX互換のリニア軸・タクタイル軸(メカニカル接点式)は挿せません。メカニカルの軸を試したい人には合わないため、購入前にこの区別を押さえておきましょう。
交換作業にはキースイッチプラーを使うと、キーキャップを傷めずに引き抜けます。

キースイッチプラー/キーキャッププラー 2in1 両用 Zetaxmod メカニカルキーボード対応 1本で2役 キートップ引抜工具 304ステンレス製 キースイッチ交換・キーキャップ交換 ブラシ付き 日本語説明書付き 2年保証 ブラック
キーキャップとキースイッチの両方を1本で引き抜ける304ステンレス製の2in1プラー。リング構造で力が分散するため、ホットスワップでの軸交換や掃除の際にキーキャップを割りにくい。
- キーキャップ/キースイッチ兼用の2in1構造・304ステンレス製
- Cherry MX互換のメカニカル軸に加え、光学式・磁気式スイッチにも対応
- 約23gの軽量・ペン型(17×17×113mm)で持ち運びやすい
¥1,980
AMAZON¥1,980
Amazonで購入するRAKUTEN¥2,708
楽天で購入する※ PR:本リンクは広告リンクです。価格・在庫は変動します。
304ステンレス製のリング構造で力が分散し、軸交換のときにキーキャップを割りにくいのが利点です。Amazon ¥1,980・楽天 ¥2,708。
軸交換の具体的な流れはホットスワップで軸を交換する手順にまとめています。
8000Hzポーリングレートと日本語配列(JIS)
**8000Hzポーリングレート(遅延0.125ms)**は、標準的な1000Hzの8倍の頻度でPCへ信号を送る仕様です。数値上は入力から反映までの間隔が短くなります。とはいえ体感できるかはマウスやディスプレイのリフレッシュレートにも左右されるので、スペックの一つとして受け止めるのが妥当です。
配列は**日本語配列(JIS)91キーのテンキーレス(TKL)**で、変換/無変換キーもそろった標準的な配置です。磁気式のハイエンド機にはUS配列しかない製品も多く、JISモデルを選べるのはこのジャンルでは貴重といえます。接続はUSB-C有線のみで、ワイヤレスには対応していません。
用途別の評価(FPS・タイピング・カスタム)
FPS・競技ゲーム: AP調整とRT相当の挙動で、切り返しの操作を詰めたいプレイヤーに向きます。8000Hzポーリングレートも競技向けの仕様です。
タイピング・日常利用: 日本語配列(JIS)なので違和感なく使えますが、磁気式の感触は好みが分かれます。長時間の文字入力では、Cherry MX系のタクタイル軸やREALFORCEの静電容量無接点方式のほうが疲れにくいと感じる人もいます。
カスタム志向: ホットスワップに対応しているため、複数の磁気軸を揃えて打鍵感を比べる使い方に合います。メカニカル軸には交換できない点だけは注意が必要です。
Pulsar PCMK 2HE TKLのメリット・デメリット
PROS & CONS
Pulsar PCMK 2HE TKL の評価
メリット
- 磁気式スイッチのまま銘柄を交換できるホットスワップに対応
- 実売2万円台で、RT対応の磁気式機のなかでは手頃
- 8000Hzポーリングレート(遅延0.125ms)に対応
- 日本語配列(JIS)91キーのテンキーレスモデルを選べる
- BIBIMBAPはWeb版なので常駐ソフトなしで設定できる
- 作動点を0.1mm単位で検出でき、AP調整の自由度が高い
デメリット
- ホットスワップは磁気式スイッチ専用で、メカニカル軸には交換できない
- 打鍵感の情報が少なく、実機を試せる店舗も限られる
- USB-C有線のみでワイヤレスには非対応
- テンキーがないため数値入力の多い業務には不向き
- Apex Pro TKLのような有機ELディスプレイなどの付加機能はない
- 国内のレビュー件数はフラッグシップ機ほど多くない
OVERALL SCORE
5点満点中 4.4 点コスパを4.5としたのは、磁気式とホットスワップの組み合わせが2万円台で手に入るためです。 打鍵感と静音性は、メカニカル軸ほど選択肢が広くない磁気式の制約を踏まえて一段低く付けています。
PCMK 2HE TKLが向く人・向かない人
向く人
- 磁気式のラピッドトリガー機を、価格を抑えて試したい
- 打鍵感の違う磁気スイッチを差し替えて比べたい
- 日本語配列(JIS)のTKLで競技用途に使いたい
- 常駐ソフトを増やさずWebから設定したい
向かない人
- 有機ELディスプレイなど付加機能を重視したい(→ SteelSeries Apex Pro TKL Gen 3)
- ゲームと仕事を1台で兼ねたい(→ REALFORCE GX1)
- メカニカル軸への交換を前提にしたい(→ 磁気式ではなく、ホットスワップ対応のメカニカルキーボードを検討)
- ワイヤレスが必須
Apex Pro TKL・GX1・G515 RAPID TKLとの比較
| 機種 | 方式 | 価格 | 配列 | ホットスワップ |
|---|---|---|---|---|
| PCMK 2HE TKL(本機) | 磁気式 | 楽天 ¥24,223 | JIS | 対応(磁気式限定) |
![]() SteelSeries ラピッドタップ ラピッドトリガー ゲーミングキーボード テンキーレス 有線 日本語配列 防音設計 磁気ホール効果センサー OmniPointスイッチ 有機ELディスプレイ搭載 Apex Pro TKL Gen 3 JP ブラック 647454.15点満点中 4.1 点 OmniPoint 3.0 と三層防音構造を採用したApex Proの第3世代。ラピッドタップやプロテクションモードなど競技向け機能を積んだ、日本語配列(JIS)のフラッグシップ。
¥37,907 AMAZON¥37,907 Amazonで購入する※ PR:本リンクは広告リンクです。価格・在庫は変動します。 | 磁気式 | ¥37,907 | JIS | 非対応 |
![]() REALFORCE リアルフォース ラピッドトリガー キーボードGX1 ホワイト 静音 45g TKLサイズ 静電容量無接点方式 最速0.1mm作動 Windows かな無し 日本語配列 日本製 ゲーミングキーボード 91キー X1UC214.55点満点中 4.5 点 静電容量無接点方式でラピッドトリガー(RT)を実現した東プレのゲーミングモデル。作動点を0.1mm単位で調整でき、静音スイッチ採用で配信中の打鍵音も抑えられる。
¥114,000 AMAZON¥114,000 Amazonで購入する※ PR:本リンクは広告リンクです。価格・在庫は変動します。 | 静電容量無接点 | ¥114,000 | JIS | 非対応 |
![]() Logicool G ラピッドトリガー G515 RAPID TKL 薄型 ゲーミングキーボード G515-TKL-RTBK アクチュエーションポイント 調整可能 日本語配列 押下圧 35g 有線 テンキーレス 磁気式アナログスイッチ ロープロファイル LIGHTSYNC RGB ゲーミング キーボード メカニカルキーボード ラピトリ ブラック windows 国内正規品4.65点満点中 4.6 点 ロープロファイルで初めてラピッドトリガー(RT)を搭載したモデル。磁気式アナログスイッチでAPを自由に調整でき、薄型ゆえに手首の負担も小さいFPS向けテンキーレス機。
¥21,091 AMAZON¥21,091 Amazonで購入するRAKUTEN¥22,121 楽天で購入する※ PR:本リンクは広告リンクです。価格・在庫は変動します。 | 磁気式 | ¥21,091 | JIS | 非対応 |
4機種ともJIS配列を選べますが、ホットスワップに対応するのはPCMK 2HE TKLだけです。価格帯では中間からやや下寄りに位置し、軸を替えられる拡張性で差を付けています。薄型のロープロファイルで手首の負担を減らしたいなら、G515 RAPID TKLが別の選択肢になります。
フラッグシップの機能まで求めるならSteelSeries Apex Pro TKL Gen 3のレビュー、ゲームと仕事を兼ねたいならREALFORCE GX1のレビューも参考にしてください。
軸交換と一緒に揃えたい道具
ホットスワップで軸を試すなら、潤滑(ルブ)用の道具もあわせて揃えると、打鍵音の微調整まで手を広げられます。

スイッチオープナーキット 1.75オンス GPL 205G0 キーボード潤滑剤 6個入り キーキャッププーラー スイッチプーラー ステムホルダー キーボードグリース メカニカルキーボード用 キースイッチとスタビライザー用スイッチ潤滑剤
ルブ(潤滑)に必要な道具が一式そろう入門キット。GPL 205G0 グリスとスイッチオープナー、各種プーラーが含まれ、これ1つでスイッチのルブ作業を始められる。
- GPL 205G0 グリス付属。約120個のスイッチを潤滑できる分量
- MXスタイルスイッチ専用のオープナー(亜鉛合金製)
- キーキャッププーラー/スイッチプーラー/ステムホルダー/ブラシの6点構成
¥2,399
AMAZON¥2,399
Amazonで購入するRAKUTEN¥2,741
楽天で購入する※ PR:本リンクは広告リンクです。価格・在庫は変動します。
GPL 205G0 グリスとスイッチオープナー、各種プーラーが1つにまとまった入門キットです。Amazon ¥2,399・楽天 ¥2,741、レビュー 1635件。
ルブの具体的な手順はスイッチのルブ(潤滑)のやり方で解説しています。
購入前の注意点
- ホットスワップは磁気式スイッチ専用です。 メカニカル軸(Cherry MX互換)は挿せません
- AP調整をしないと出荷時設定のまま使うことになります。 RTの効果を引き出すには、BIBIMBAPでの調整が前提です
- 実機を試せる店舗が限られます。 打鍵感は好みが分かれるため、できればレビュー動画などで事前に確認してください
- ワイヤレスには対応していません。 USB-C有線での接続が前提です
Pulsar PCMK 2HE TKL レビューのまとめ
Pulsar PCMK 2HE TKLは、「磁気式のラピッドトリガーを、価格を抑えて、軸を試しながら使いたい」という要望に応える1台です。8000Hzポーリングレートと0.1mm単位のAP検出は競技向けとして十分で、日本語配列(JIS)モデルがある点も評価できます。
一方で、ホットスワップは磁気式の軸の範囲に限られます。有機ELディスプレイのような付加機能を求めるなら、Apex Pro TKL Gen 3のほうが上です。磁気式は初めてで、打鍵感を確かめながら使い込みたい人に向いた1台といえます。
磁気式キーボード全般の仕組みは磁気式・ラピッドトリガー対応キーボードの選び方で解説しています。他の候補と並べて比べたい場合は、ラピッドトリガー対応キーボードおすすめ5選やFPSにおすすめのゲーミングキーボード6選もあわせてご覧ください。
RELATED
関連記事

Pulsar PCMK 3HE TKL レビュー|JIS磁気式と2HEの違い【2026年版】
Pulsar PCMK 3HE TKL レビュー。日本語配列(JIS)91キーの磁気式テンキーレスを、Amazon参考価格¥26,470の価格帯で解説。AP 0.01〜4.0mmの調整幅とラピッドトリガー、8000Hz、前モデル2HE TKLとの違いをG515 RAPIDと比べて整理します。

INZONE KBD-75 レビュー|磁気式75%ラピッドトリガー【2026年版】
SONY INZONE KBD-75(KBDG900JP)をメーカー公表スペックと購入者レビューの傾向からレビュー。Fnatic共同開発の磁気式(Hall効果)スイッチと日本語配列(JIS)75%サイズ、ラピッドトリガー対応の性能をApex Pro TKLと比較します。価格帯は3万円台。

Apex Pro Mini JPレビュー|日本語配列60%磁気式の実力【2026年版】
SteelSeries Apex Pro Mini JP(¥18,680)をレビュー。OmniPoint磁気スイッチのAP調整、60%サイズの省スペース性、日本語配列(JIS)での矢印キー運用、TKLとの使い分けを公表仕様から整理。向いている人・向かない人も解説します。


