レビュー
REALFORCE GX1 Plus 百式レビュー|限定フラッグシップ【2026年版】
REALFORCE GX1 Plus 百式を検証。静電容量無接点方式のまま8000Hzポーリングとラピッドトリガーを備えた東プレの限定フラッグシップを、日本語配列(JIS)対応・『機動戦士Zガンダム』コラボの意匠面・価格の妥当性まで実測視点でレビューします。
CONTENTS目次
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「静電容量無接点方式の打鍵感は譲れない。でも、あと0.1秒早く指を戻したい」——タイピスト・プログラマーとゲーマー、両方の要求を1台で満たそうとする機種は多くありません。REALFORCE GX1 Plus 百式は、東プレの最上位ライン「GX1 Plus」に『機動戦士Zガンダム』とのコラボレーション意匠を加えた限定フラッグシップです。
静電容量無接点方式でありながら8000Hzポーリングとラピッドトリガーを備え、金色塗装のトップケースと百式モチーフの専用アルミリストレストが付属します。実用スペックと所有欲、両方を満たしにいった1台と言えます。
このレビューでは、無印のGX1との違い、静電容量無接点方式でラピッドトリガーを実現する仕組み、そして意匠面の価値を検証します。
この記事でわかること
- 静電容量無接点方式のままラピッドトリガーを実現する仕組み
- 無印REALFORCE GX1との違いと価格差の中身
- 『機動戦士Zガンダム』コラボレーションとしての意匠面の価値
- 購入前に知っておきたい入手性とキーキャップ互換性の注意点

東プレ REALFORCE GX1 Plus 百式 日本語配列 ゲーミングキーボード X1PCH1 KB0943
『機動戦士Zガンダム』百式とコラボした東プレの最上位モデル。静電容量無接点方式・8000Hzポーリングと専用アルミリストレストを備えた限定フラッグシップ機。
- 静電容量無接点方式・8000Hzポーリングレートの最上位GX1 Plus
- 日本語配列(JIS)91キーのテンキーレス(TKL)・型番X1PCH1
- 百式モチーフの刻印入りアルミリストレストと専用パッケージが付属
¥53,282
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基本スペック
SPEC SHEET
REALFORCE GX1 Plus 百式(日本語配列/JIS)主要スペック
| 項目 | スペック | 備考 |
|---|---|---|
| 方式 | 静電容量無接点方式 | |
| 押下圧 | 45g | |
| ストローク | 4.0mm | |
| 作動点(AP) | 0.1〜3.0mm | 0.1mm刻みで可変 |
| ポーリングレート | 8000Hz | |
| 配列 | 日本語配列(JIS) | 型番X1PCH1 |
| サイズ | 91キー テンキーレス(TKL) | |
| 接続 | USB有線 | 着脱式ケーブル |
| ホットスワップ | 非対応 | |
| キーキャップ | PBT昇華印刷・2色成形 | 百式カラーリング |
Amazon ¥53,282・楽天 ¥65,780。コラボレーション限定モデルのため、Amazonと楽天で価格差が出やすい点に注意してください。
静電容量無接点方式のままラピッドトリガーを実現する仕組み
ラピッドトリガー対応機の主流は磁気式(ホールエフェクト)スイッチですが、GX1 Plus 百式は静電容量無接点方式のまま作動点を0.1mm刻みで変更できる仕組みでこれを実現しています。方式ごとの違いは磁気式スイッチとラピッドトリガーとはで解説した通りで、磁気式が磁束の変化を検知するのに対し、こちらはキーの沈み込みによる静電容量の変化を検知します。
結果として得られる打鍵感は、磁気式スイッチのようなスコスコとした軽さではなく、静電容量無接点方式特有の「スコスコ」「ふわっ」とした柔らかい沈み込みを保ったままです。この感触は東プレとPFU(HHKB)が代表的で、詳しくは静電容量無接点方式とはにまとめています。
無印GX1との違い
無印のREALFORCE GX1はDual-APCによるAP調整とラピッドトリガーを備えた入門機(Amazon参考価格2万円台)です。GX1 Plus系統はその上位ラインにあたり、百式はそこに『機動戦士Zガンダム』コラボレーションの意匠を加えた限定モデルです。価格差にはスペックだけでなく意匠・付属品・コレクター需要が含まれます。
打鍵感の感じ方には個人差があります。この評価は一般的な傾向であり、実際に試打して確かめることをおすすめします。
打鍵音の評価
静電容量無接点方式は接点構造を持たないため、一般的なメカニカルスイッチに比べて打鍵音が控えめと評されることが多い方式です。ただし完全な無音ではなく、底打ち時にはそれなりの音が出ます。静音スイッチであるかどうかはメーカーから明記されておらず、より静音性を重視する場合は静音メカニカルキーボードの選び方も参考にしてください。
在宅ワークとゲーミングの両立を考えているなら、オンライン会議中の打鍵音が気になる場面もあるはずです。この点は次項の用途別評価で改めて触れます。
配列・サイズの評価
百式は**91キーのテンキーレス(TKL)**で、日本語配列(JIS)の型番X1PCH1が国内正規品として流通しています。東プレは日本語配列(JIS)のラインナップが充実したブランドで、海外の磁気式フラッグシップに多い「JIS版がそもそも出ない」という問題が起きにくい点は、このジャンルで日本語入力を重視する人にとって重要な強みです。
テンキーレス(TKL)はフルサイズよりも省スペースで、マウス操作の可動域を確保しやすいサイズです。サイズ選びで迷う場合はテンキーレス(TKL)キーボードの選び方も参考にしてください。
意匠面:百式コラボレーションとしての価値
百式モデルの最大の特徴は、実用スペックだけでは説明できない意匠面の作り込みにあります。トップケースには金色の塗装が施され、キーキャップには赤・紺・黄のトリコロールが配色されています。付属する専用アルミリストレストには機体のモチーフが刻印され、パッケージも専用デザインです。
歴代のREALFORCEはケーブル固定式が多く、断線時に本体ごと使えなくなる点が弱点とされてきました。GX1 Plus系統ではケーブルが着脱式になっており、この点は実用面での明確な改善です。
ガンダムコラボという性質上、実用機としての完成度に加えてコレクションアイテムとしての価値を持つ製品でもあります。この点を踏まえて次項の用途別評価に進みます。
用途別の評価
ゲーム(FPS・格闘ゲーム等): 8000Hzポーリングと0.1mm刻みのAP調整により、磁気式スイッチのラピッドトリガー機と競り合える応答性を備えています。磁気式勢との比較は後述の比較表を参照してください。
プログラミング・タイピング: 静電容量無接点方式特有の均一な打鍵感は、長時間のコーディングでも疲れにくいという評価が一般的です。ゲームと文章入力を1台で兼ねたい人に向いています。
在宅ワーク: 打鍵音は控えめと評される方式ですが、静音スイッチである明記はないため、オンライン会議の多い環境では試打してから判断することをおすすめします。
購入前に確認したい点
コラボレーション限定モデルのため、無印のREALFORCE GX1と違って再生産の予定が明示されていません。在庫が切れると同一モデルの入手が難しくなる可能性があります。またホットスワップ非対応で一般的なMX軸用キーキャップ・スイッチとの互換性がないため、あとから軸やキーキャップを変更したいカスタム志向の人には向きません。円安局面では海外生産部材のコストが価格に反映される可能性もあるため、購入前に記事内のCTAリンクから現在価格を確認してください。
メリット・デメリット
PROS & CONS
REALFORCE GX1 Plus 百式の評価
メリット
- 静電容量無接点方式のままラピッドトリガーと8000Hzポーリングを両立
- 『機動戦士Zガンダム』コラボレーションによる作り込まれた意匠
- 百式モチーフの専用アルミリストレストと専用パッケージが付属
- 歴代モデルの弱点だったケーブルが着脱式に改善
- 日本語配列(JIS)のラインナップが充実したREALFORCEシリーズ
デメリット
- 実売5万円台からとREALFORCEシリーズの中でも最高価格帯
- 限定生産のため入手性に波があり、在庫切れの可能性がある
- ホットスワップ非対応でキーキャップ・スイッチの互換性が低い
- 静音スイッチかどうかの明記がなく打鍵音は要試打
- コラボ意匠が好みに合わない場合は無印GX1系統の方が無難
OVERALL SCORE
5点満点中 4.4 点ビルドクオリティを4.8としたのは、専用アルミリストレストと専用パッケージを含めた作り込みを評価してのことです。 カスタム性はホットスワップ非対応かつ一般的なキーキャップと互換性がないため低めにしています。コスパは実用スペックだけを見れば標準的ですが、意匠込みの価格であることを踏まえて3としました。
磁気式フラッグシップとの比較
| 項目 | REALFORCE GX1 Plus 百式おすすめ | REALFORCE GX1 | Wooting 60HE v2 |
|---|---|---|---|
| 方式 | 静電容量無接点方式 | 静電容量無接点方式 | 磁気式(ホールエフェクト) |
| 日本語配列(JIS) | 対応 | 対応 | 非対応 |
| サイズ | 91キー テンキーレス | 91キー テンキーレス | 60% |
| AP調整 | 0.1mm刻み可変 | 0.1mm刻み可変(Dual-APC) | 0.1mm刻み可変 |
| ラピッドトリガー | 対応 | 対応 | 対応 |
| ホットスワップ | 非対応 | 非対応 | 対応 |
| 限定意匠 | 対応 | 非対応 | 非対応 |

REALFORCE リアルフォース ラピッドトリガー キーボードGX1 ホワイト 静音 45g TKLサイズ 静電容量無接点方式 最速0.1mm作動 Windows かな無し 日本語配列 日本製 ゲーミングキーボード 91キー X1UC21
静電容量無接点方式でラピッドトリガー(RT)を実現した東プレのゲーミングモデル。作動点を0.1mm単位で調整でき、静音スイッチ採用で配信中の打鍵音も抑えられる。
- 静電容量無接点方式・静音スイッチ・押下圧45g
- 日本語配列(JIS)91キーのテンキーレス(TKL)・かな印字なし
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無印のREALFORCE GX1は、同じ静電容量無接点方式とラピッドトリガーを、コラボ意匠なしで手に入れられる入門機です。Amazon ¥24,750・楽天 ¥33,000。「方式は同じでいいから価格を抑えたい」という場合はこちらが有力候補になります。

Wooting 60HE v2 Lekker Tikkenスイッチ US_ANSI
磁気式ホールエフェクトスイッチを採用し、キーごとに反応点を1mm単位で調整できる60%キーボード。ラピッドトリガー機能でゲーミング用途にも強い高級モデルです。
- Lekker Tikkenスイッチによる磁気式ホールエフェクトで高精度な反応速度を実現
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Wooting 60HE v2は磁気式(ホールエフェクト)スイッチのハイエンド機で、Amazon ¥52,800。ホットスワップに対応し、60%というよりコンパクトなサイズを選べますが、日本語配列(JIS)は用意されていません。「方式を問わずラピッドトリガー機で最上位を検討したい」という人はこちらも比較対象になります。
静電容量無接点方式の打鍵感を維持したまま最上位を選ぶか、方式ごと磁気式に振り切るか——ここが百式とWooting系の分かれ目です。
こんな人におすすめ/おすすめしない
おすすめ
- 静電容量無接点方式の打鍵感を維持したまま、ゲーミング性能も妥協したくない
- 『機動戦士Zガンダム』コラボレーションの意匠に価値を感じる
- 日本語配列(JIS)のフラッグシップ機を探している
- コレクションアイテムとしての所有価値も重視したい
おすすめしない
- コラボ意匠は不要で、方式とスペックだけで選びたい(REALFORCE GX1が候補)
- キーキャップやスイッチを自分で交換したい(ホットスワップ対応機が候補)
- 予算をラピッドトリガー機の中でも抑えたい(ラピッドトリガー対応キーボード5選を参照)
一緒に買うもの
専用アルミリストレストが標準で付属するため、追加購入は必須ではありません。ただし本体はキーキャップ専用設計のため、一般的なMX軸用キーキャップとの互換性はキーキャップの選び方で確認してから検討してください。
セカンド機やオフィス用に別途リストレストを用意したい場合は、リストレストの選び方にまとめています。
まとめ
REALFORCE GX1 Plus 百式は、「静電容量無接点方式の打鍵感を保ったまま、ラピッドトリガーと8000Hzポーリングを両立したフラッグシップに、『機動戦士Zガンダム』コラボレーションの意匠を加えた限定モデル」として評価すべき製品です。実用スペックだけでなく、所有する満足感まで含めた価格設定になっています。
- 買うべき人: 静電容量無接点方式のままゲーミング性能も求める、コラボ意匠に価値を感じる
- 見送るべき人: 方式とスペックだけで選びたい、キーキャップ・スイッチを自分で交換したい
HHKBとの比較で迷う場合はHHKBとREALFORCEはどっちを選ぶべきかも、FPS向けの磁気式機と迷う場合はFPSゲーミングキーボード6選もあわせてご覧ください。
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